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特集 Pascoを支える人たちPasco People04

業務効率化と意識改革をめざして
全社をつなぐ新システムを構築

小松 雅一 SPS推進部 部長 (取材当時)

小松 雅一こまつ まさかず

SPS推進部 部長 (取材当時)
1994年入社。技術職を経験した後、SPS推進部の前身である業務改革部へ異動。SPSの立ち上げにおいて製造領域のシステム構築に携わり、2018年にSPS推進部長に。システム改善でさらなる業務効率化をめざしている。

SPSとは
スマート・パスコ・システムの略。企画、開発、製造、販売、物流をはじめとするPascoのあらゆる業務を支える基盤システム。

ゼロからの構築でシステムを一新

新システムであるSPS(スマート・パスコ・システム)の構築は、約4年半をかけた一大プロジェクトでした。以前は関東・中部・関西の各拠点でシステムが管理されていたため業務の重複作業も多く、システム間の連携を図るにも手間がかかり、効率が悪いものでした。また、これまで売上を重視する考え方でやってきていましたが、そもそもの仕組みや考え方を大きく変えて、売上重視から売上を伴う利益重視へと方針を転換しました。ゼロベースで新しいシステムを構築するため、このプロジェクトがトップダウンで始まったのです。

SPSでの情報共有の流れ(一部事例)

目的…お取引先様の商品への評価・ご意見を開発担当者に共有する仕組みを活用し、お客さまに支持される商品開発へつなげていく。 焼成後冷凍パンの作業軽減のしくみ

SPS導入による意識変化

焼成後冷凍パンの一例 気軽にミーティングができる環境の中でイノベーションにつながるアイデアが生まれる

こうして誕生したのがSPSです。工場では、衛生管理や品質管理といった業務のPDCAをSPSが担うようになりました。これまで紙で管理していた稟議書は電子回覧になり、紙の削減・意思決定までの時間削減など、業務効率化が進んでいます。
営業では、モバイルパソコンやスマートフォンを全員に配備し、SPSを活用した働き方改革にも取り組んでいます。画面上で即座に取引条件を確認したり、店頭での販促事例やお取引先様から聞いたお客さまの声を商品の評価として共有するなど、データ活用することで業務を効率化しています。それらの情報は開発部門にも共有され、お客さまの声を反映した商品開発につながっています。
SPSを社内に普及させていくのには苦労しました。何度か説明会を実施するものの、当初は新しいシステムへの抵抗感や、関心の低さが少なからずありましたから。それでも、トップダウンで業務の効率化と意識改革という指針を明確に打ち出したことに加え、運用を進めるにつれ効果が目に見えて現れてきたことで、社員に意識変化が生まれてきました。業務の最適化、見える化、コストダウンが必要であるという意識が高まったのは、大きな成果だと思います。

SPSがめざすこと

生産活動におけるロス削減や働き方改革など、取り組むべき課題はまだ多くあるので、SPSのさらなる改善や新しい取り組みを続けています。
新しいシステムを開発しても、それを活用するのは人です。創業100周年を迎えるにあたり、Pascoの原点を各自で理解し、組織カルチャーを変えること、将来のPascoを担う人材を育成することも重要だと感じています。これまで以上にお客さま視点での商品提供を行い、社会へ貢献するために、社員一人ひとりの行動を支援する「相棒」としてSPSを活用してほしいと考えています。

製造現場でもSPSが活躍

原材料の管理や製造工程、稼動時間の管理などもSPSが担っています。工場内ではタブレット端末も活用されています。

取り組み事例 冷蔵庫の温湿度管理 取り組み事例 冷蔵庫の温湿度管理

SPSが貢献するSDGs目標のターゲット解説

目標9:ターゲット 9.4

目標9のターゲット9.4は、2030年までに業務工程でのエネルギー・資源の効率的利用を拡大し、持続可能な産業化へのイノベーションを求めるもの。
SPSは、そのような技術革新を実現するための社内のインフラといえます。

SDGsターゲット原文

2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取り組みを行う。