特集未来へつないでいくために
SDGs飢餓ゼロ・健康委員会
未来を⾒据えた持続的な食糧の安定供給や、生活者の健康づくりへの貢献に向けて取り組みます。
SDGs目標
主な指標
(KPI)
- 国産小麦の社内使用比率を2030年までに20%へ引き上げ 2030年:国産小麦の社内使用比率を2017年比で倍増させる
- 生活者の健康づくりに役立つ製品比率の引き上げ 2030年:健康志向製品の売上を2020年度比で倍増させる
- 食糧不安に備えた未来視点での製品開発 2030年:代替肉や昆虫を活用した製品アイテムを2020年度比で3倍に増やす
国産小麦の積極的な活用を推進
日本の食料自給率向上へ貢献するため、国産小麦を使用した商品ラインアップの充実、既存商品への利用拡充を進めています。引き続き、2030年までに国産小麦の使用比率20%をめざして取り組みを続けていきます。
バラエティブレッドシリーズをリニューアル
毎日の食事の中で健康を意識したい方もうれしい、Pascoの主力商品である「超熟ライ麦入り」、「くるみブレッド」を2021年2月にリニューアルしました。ライ麦粒やくるみの食感をより感じていただけるよう品質を向上させたほか、シリーズ全アイテムのパッケージデザインを刷新し、売場での華やかさを演出しています。
食用コオロギパウダーを使用した商品を発売
世界の人口増加による未来の食糧不安に備え、持続的な食糧の安定供給の一環として、貴重なタンパク源として地球にも優しい昆虫食に着目し「Korogi Cafe」シリーズを発売しました。従来型畜産業に比べ、コオロギは餌の量も少なく、水使用量、温室効果ガスの排出量も少なくて済みます。このシリーズが食生活や未来の食について考えるきっかけになればと考えています。
委員会にかける思い
原 正⼈
研究開発部 菓子研究開発グループ 専任課長
菓子商品の開発や新技術・新原料の研究のほか、未来食プロジェクト、輸出プロジェクト、新製パン製法研究プロジェクト、焼成後冷凍商品向けの研究開発業務に携わっている。
継続してきた取り組みが目標によってやりがいに
普段からさまざまな研究開発に取り組んでいますが、委員会活動によってSDGsと新商品開発の関連性を深く理解できました。国産小麦を使った商品が増えれば食料自給率向上につながり、農業の課題解決に貢献できます。食用昆虫や植物由来素材の使用では環境負荷を減らせます。目標によってやるべきことが明確になり、一層やりがいを感じています。
⽊下 晶帆
イーストカンパニー 販売促進グループ
商品の販促立案、市場・データ分析、SNSデジタル施策などの業務を担当。世の中の変化をいち早く察知できるよう気を配りながら、営業の支援となるような施策を日々模索している。
SDGsの観点で新たなチャレンジを
SDGsについて真剣に考えたく、SDGs更なる貢献ワークショップに参加し、バックキャスティング思考を身につけることができました。業務では委員会のメンバーである上司の指導のもと、商品の販促立案や市場分析を行う上で、未来を考えた健康づくりに携わっています。Pascoの強みを磨きながら、SDGsの観点で新しい事業にもチャレンジしたいです。