超熟®でアレンジいろいろパン離乳食

Pasco超熟

包丁も火も使わないから、
初めてのお手伝いにぴったり!
おすすめの“食パンお手伝い”3選

2才後半から3才ごろになると、大好きなママ・パパと同じことをしたい!という気持ちが芽生えてきます。料理にも興味を持ち、お手伝いをしたがるようになることも。でも、包丁や火を使う料理のお手伝いはちょっと不安ですよね。そんな幼児期のお手伝いにぴったりなのが、食パンを使ったお手伝い。おいしいものを楽しく作れて達成感も味わえる、おすすめの“食パンお手伝い”を3つご紹介します。

その1:ジャムを塗る。力加減や分量に気をつけて

朝ごはんに登場することが多い食パン。いつもはママやパパがバターやジャムを塗っているけれど、「今日は○○ちゃんに塗ってもらおうかな」とお任せするだけで、子どもにとってはドキドキ・ワクワクする体験に。

ただ、バターやジャムなど、冷蔵庫から出したばかりのときはかたいことも。子どもの力でも塗り広げやすいよう、あらかじめ常温にもどしておくとスムーズです。

また、初めてだと適量や力加減がわからず、パンからはみ出るほどのジャムをのせて落としてしまったり、力が強すぎてジャムが飛んでしまったり…。失敗してしまったときに怒ったりあせったりすると、やる気や自信をなくしてしまいかねないので気をつけて。

最初は、ひと口サイズに切った食パンと、それに合った分量のジャムをスプーンにすくった状態で子どもの前に用意してあげるのがおすすめ。大人が手を添えて、一緒に塗ってみましょう。「1切れ分を塗ったら、次の1切れ分のジャムをすくって」と、順序を教えてあげるといいですね。

慣れてきたら、ひと口サイズの食パン数切れと小皿に少量のジャムを用意して、子どもが自分でスプーンを使ってジャムをすくい、塗るようにするなど、少しずつステップアップさせてあげましょう。

その2:好きな具材をのせて、挟むだけ。最初はのせやすい具材からトライ

サンドイッチも、お手伝いにはぴったり。テーブルの上に、食パンやマヨネーズと、ハムやチーズなどの具材を並べるだけと準備が簡単なのも、トライしやすいポイントです。

まずは食パンに、マヨネーズなどを「塗る」作業。次に、「○○ちゃんは何が好きかな?」と話しながら具材をのせて。初めてのときは、食パンからはみ出ないように具材をのせるだけでも、子どもはドキドキするもの。うまくできたら「上手にのせられたね」とほめてあげましょう。

具材は、ハムやチーズなど、安定して平らにのせやすいものから始めると◎。ふわふわたまごやシャキシャキレタスなどは、小さな子どもがバランスよくのせるのは意外と難しいので、初めはテーブルに並べないほうがベターです。自分の分が完成したら、「今度はパパの分を作ろうか。パパは何が好きかな?」など、声かけをしながら「だれかのため」に作る喜びも経験させてあげると、お手伝いの喜びが倍増するでしょう。

その3:具材をのせてくるくるロール。薄い具材なら成功しやすい!

塗ったり、のせたりが上手にできるようになれば、次はロールサンドにチャンレジ! 少し複雑な作業とかわいらしい見た目の仕上がりに子どもの満足度がアップすること間違いなしです♪

ただ、巻き始めは小さな子どもには難しいことも。最初はママが途中まで巻いてから、子どもと一緒に巻くようにすればコツがつかめます。またラップの上にパンを置いて、ラップを押さえながら巻く方法も失敗が少なくておすすめです。

気をつけたいポイントは、薄めの食パンを使い、具材を厚くしすぎないこと。挟むものが多すぎると具材がはみ出ることがあるので、バターやジャムを薄く塗るだけにしたり、ハムやチーズをのせるだけにするなど、シンプルな具材のほうが成功しやすいです。
「くるくるしようね」と声をかけながら作ると、より楽しい雰囲気になりますよ。

まとめ

「自分でできた」が自信につながったり、「ありがとう」と言われることで自尊心が芽生えたり。子どもの成長にもいいお手伝い。子どもが「お手伝いしたい」と言ったときは、積極的に受け入れてあげたいですね。
とはいえ、最初からうまくはできないことも多いので、さりげなくサポートしてあげて。

今回紹介した食パンを使ったお手伝いなら、小さな子どもでも比較的チャレンジしやすく、達成感を得られやすいのでおすすめです。ママ・パパのサポート&準備する手間が少ないので、忙しいママ・パパでも取り入れやすいといったメリットも。普段の生活に“食パンお手伝い”を取り入れて、子どもに「できた!」という喜びをたくさん体験させてあげましょう。

(構成・文/たまひよ編集部)

【取材・監修】丸山友紀先生:コドモノいっぽクリニック院長。
『小児科による産後ケア』など、「楽しい」子育てサポートを行っている。
1児の母。小児科専門医、日本血液学会専門医。