あんしんのために
食べものの基本は、まず安全であること。
そのあたりまえのことを、Pascoはあたりまえに守りつづけています。
毎日食べるパンだからこそ、安心して食べてもらえるように。
それがPascoからお客さまへの約束です。
安全・安心への不断の挑戦
Pascoは、「食品衛生法」「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針(ガイドライン)」などをベースにして、「AIB食品安全統合基準※」も取り入れた独自の「食品安全管理基準」を定めています。 また、HACCP手法を用いて食品安全管理に努めるとともに、TPM活動による全社的な改善活動に積極的に取り組んでいます。2015年(平成27年)には、FSSC22000(食品安全マネジメントシステムの国際規格)の認証を国内全工場で取得し、2016年(平成28年)にはグループ企業2社で取得しました。徹底的な食品安全管理を通じて、品質保証体制の更なる向上に努めています。
※AIB食品安全統合基準とは
食品企業が自主的に安全な食品を製造するために取り組むためのガイドラインとしてAIB(米国製パン研究所)が作成した基準で、各国の食品工場で採用されています。
FSSC22000の認証を国内全工場で取得
Pascoでは、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000に取り組んでおりましたが、更に食品安全管理を強化するため、FSSC22000の認証を取得しました。
FSSC22000認証取得工場
- 国内全工場(刈谷工場、犬山工場、大阪豊中工場、奈良工場、神戸工場、パスコ東京多摩工場、パスコ湘南工場、パスコ利根工場、パスコ埼玉工場、神戸冷食プラント、Pasco札幌セントラルキッチン)
- グループ企業2社(㈱四国シキシマパン、㈱信州シキシマ)
FSSC22000とは
食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000に、一般衛生管理の具体的な手法とフードディフェンス等の要求事項が盛り込まれており、GFSI(国際食品安全イニシアチブ)に承認された規格です。
HACCPとは
「Hazard Analysis Critical Control Point =危害分析重要管理点」方式の略称で、原材料の入荷段階から製品の出荷にいたるまでの全過程を分析し、微生物汚染などの防止に重要な工程を特定し、その管理状況をモニタリングすることにより、危害の発生を未然に防ぐシステムです。HACCPはPascoの全工場で導入されています。
全工場でHACCPとTPM活動を実践して品質保証体制を強化
工場でまず目に付くのは、頭からつま先まで真っ白な作業服で完全に覆った社員。生産現場へ入るには、作業服を着用し、エアーシャワーを通ります。手も石鹸とアルコールで何度も消毒しており、工程によっては、クリーンルームなみの清浄環境が確保されています。PascoではこうしたFSSC22000の取り組みのほか、TPM活動による全社的な改善活動に積極的に取り組み、徹底的な食品安全管理を通じて、品質保証体制の更なる向上に努めています。
TPMとは
「Total Productive Maintenance & Management」の略称で、全員参加の生産保全・生産経営の意味があります。Pascoでは1993年(平成5年)からTPM活動をスタートさせ、現在では国内全事業所及びグループ企業2社で展開しています。
常にお客さまの立場にたって商品情報を提供
Pascoでは、原材料・リサイクルマークなどパッケージへの品質表示も、法律で義務付けられるまえから業界に先駆けて行ってきました。毎日食べるものだけに、製品の成分や食べ方などお客さまの関心は高く、数多く寄せられるお問合せやご意見のひとつひとつを大切にし、これからも、お客さまの立場にたって安心でわかりやすい表示や積極的な情報の開示に努めていきます。
「臭素酸カリウム」は使用しません
Pascoでは、1980年(昭和55年)より臭素酸カリウムの使用を中止し、一貫してその使用には反対の立場をとっており、今後も使用する予定はありません。Pascoは引き続き、(社)日本パン工業会で1992年(平成4年)に取り決めた使用自粛措置を遵守していきます。
Pascoは臭素酸カリウムの代替物質について研究・テストを行った結果、ビタミンC(L‐アスコルビン酸)を使用しており、安全性ならびにパンの品質になんら問題はないと考えています。
臭素酸カリウムとは
厚生労働省が食品添加物として食品衛生法において使用基準を設けて認可している物質で、小麦粉特有のたんぱく質(グルテン)の結合を助ける働きがあり、小麦粉の品質を改良する目的で使用されていました。使用基準は小麦粉1kg当たり0.03g以下で、最終製品に残留させてはならないことが定められています。1977年(昭和52年)、厚生省(当時)が臭素酸カリウムに強い変異原性(細胞に突然変異を起こさせる性質)があると発表したことから、使用反対運動が始まりました。
「トランス脂肪酸低減」に取り組んでいます
Pascoは2006年(平成18年)2月より、パンや菓子に使用する油脂(マーガリン、ショートニング)を、トランス脂肪酸の含有量が少ないものに順次切り替えて参りました。
トランス脂肪酸とは
マーガリンやショートニングなど、加工油脂の製造過程で生成される脂肪酸の一種で、大量に摂取すると心臓疾患のリスクを高めるといわれています。
標準的な日本の食生活では諸外国と比較してトランス脂肪酸の摂取量が少ない傾向にあり、トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さいと考えられます。
しかしながら、脂肪の多い食品の食べ過ぎなど偏った食事をしている場合には、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸およびコレステロールの摂取量が多くなる可能性がありますので、脂肪の摂り過ぎに留意し、バランスのよい食事を摂ることが大切です。