おいしさを引き出す国産小麦の、ブレンドやこだわりの素材・具材を使用したパンをつくり、
広くお届けすることで、食料自給率向上に貢献していきたいと考えています

日本の食料自給率は、1960年代は約70%でしたが、2022年度では38%※まで下がっています。⼩⻨の⾷料⾃給率は約16%。なかでもパン用小麦はさらに低く、ほとんどを輸入に頼っています。
このような「食料自給率の低下」という社会課題の解決に貢献していくため、Pascoは国産小麦を使ったパンづくりに取り組んでいます。2030年までに、Pascoにおける国産小麦の使用比率を20%に引き上げることをめざしています。
※カロリーベースでの食料自給率。農林水産省ホームページより
日本の食と農業に貢献していくため
国産小麦に携わるパートナーの皆さまと連携しています。
国産小麦を使用したパンづくりを進めるためには、小麦の生産者をはじめ、国や地域の行政、流通関係者、研究者の方々とのパートナーシップが重要と考えています。盛田社長は毎年北海道を訪問し、パートナーの皆さまとの対話を続けています。また、帯広畜産大学と包括連携協定を結び、国産の原材料を使ったパンの研究・開発を協働で行うほか、人材の育成や交流を図っています。

小麦生産者の皆さまと盛田社長(前列右)

北海道における“ゆめちから”の農場の一部を「Pascoゆめちから農場」として契約

帯広畜産大学へPasco社員1人を社会人留学生として派遣し、製パン技術の共同研究・開発を行っています
国産小麦100%の商品で食料自給率向上を目指す

日本の食料自給率向上へ貢献するため、2030年までにPascoにおける国産小麦の使用比率20%を目指しています。目標達成に向けて、手粉を除き国産小麦100%を使用した新商品の発売、基幹商品のリニューアル、既存商品への活用など、さまざまな取り組みを行っています。2024年は新商品「国産小麦 コーンパン4個入」などの発売および「超熟 国産小麦」シリーズのリニューアルを行い、既存商品の「ホットケーキサンド」は使用する小麦粉を国産小麦100%のものへ変更しました。今後も国産小麦を使用した商品づくりに、積極的に取り組んでいきます。

左:「超熟 国産小麦山型」(2024年1月リニューアル)
中:「国産小麦 コーンパン4個入」(2024年4月発売)
右:「ホットケーキサンド メープル&マーガリン2個入」(2024年4月リニューアル)
国産小麦の産地で地域の皆さまと交流

2月16日、帯広市で「十勝ドリームマップ会議2023」が開催されました。十勝地域内外の起業家・経営者同士の交流から新事業創発を目指すイベントで、十勝地方は国産小麦をはじめバターや小豆など、Pascoのパンづくりに欠かせない農畜産物の生産地として深いつながりがあることから、当社では2016年より帯広市の事業創発の取り組みへの支援を行っています。懇親会に盛田社長が登壇し、十勝地方の発展への応援メッセージを送りました。

「十勝ドリームマップ会議 2023」の会場の様子
また3月16日、「江別麦の会※」講演会に根本常務が登壇し、Pascoの国産小麦の取り組みについて講演を行いました。
※江別を中心とした麦の生産振興を図るため、小麦生産者・製粉事業者・JA・大学・行政などで構成される産学官連携の任意組織。

「江別麦の会」講演会で話す根本常務