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特集 Pascoブランド統合20周年働きやすい職場づくり

働きやすい職場づくり 働きやすい職場づくり

育休をより使いやすくするためには、
職場の環境づくりが不可欠。

Pascoでは一人ひとりが活躍できる、働きやすい職場づくりを進めています。
男性の育児休業取得について、犬山工場製造一課の児島課長と後藤係長が語り合いました。

上司の声に背中を押され育休取得を決意

私は去年の7月から9月にかけて約40日間、育児休業(以下、育休)を取りました。子どもが生まれたら有給休暇を1週間ほど取ろうかと考えていたのですが、児島さんから「育休を取ったらどうか」と勧めていただいたので、思い切って取ることにしました。

せっかくの制度なので使うべきだと思い、「取ってみては?」と話しました。

児島さんの勧めがなかったら、取得しなかったかもしれません。係長という立場上、製造ラインのシフトを調整するのは大変なことだとわかっていたので、「1カ月以上も休ませて欲しい」とは、言い出しにくかったですね。

きっと言い出しにくいに違いないと思ったので、私から先回りして提案しました。そう言いつつも、内心では「困ったな」と思っていましたよ(笑)。休みが1週間ぐらいなら何とかなりますが、さすがに40日間休むとなると、いろいろと問題が出てくることも予想されましたから。それでも許可したのは、これからは育休を取得するのが当たり前の時代になると考えたからです。後藤さんがここで経験しておけば、何年か後に今の私と同じ立場(管理職)になった時、部下に育休を与えやすくなるのではないかとの思いもありましたね。次の世代のためでもあると思ったのです。

抜けた穴は周囲がカバー不安なく育休に入る

育休取得にあたっては、ラインの責任者として長期間自分がいなくなることで、うまく職場が回るかどうかが心配でした。そうした不安を取り除くため、同僚の係長との業務の引き継ぎをみっちり行いました。また、直属の上司(課長代理)が「後は任せろ」と言ってくれたことも心強かったです。

今の職場で、役職者が育休を取るのは初めてのケースだったので、何らかの問題が発生する可能性はあるだろうなと、想定していました。しかしいざ蓋を開けてみたら、大きな問題はなかったですね。課長代理をはじめ、周囲の人間がしっかりフォローした結果だと思います。

育休取得がうまくいくポイントは日頃のコミュニケーション

実際に取得してみて思ったのは、育休はとてもありがたい制度だということ。子育ては思いもよらぬことの連続で、肉体的にも精神的にも大変です。我が家は里帰り出産ではなかったこともあり、妻には「側にいてくれて助かった」と感謝されました。男性も取得するべきだと思います。

私に子どもが生まれた30数年前は、育休といっても2〜3日休める制度しかなかったですし、自分自身も取得しませんでした。当時、育休を取得する男性社員はほとんどいませんでしたね。しかし、時代は変わりました。今回、後藤さんが育休を取得するまでは、部下に長く休まれると困るという認識でしたが、しっかり体制を整えておけばラインをうまく回すことができるとわかりましたし、本人にとっても家族と触れ合える良い機会になったのではないかと思います。

育休制度があることを知っていても、「どれだけ休めるのか」「どのように手続きを進めれば良いのか」といった詳細を知っている人は少ないかもしれません。会社にはもっと広く、制度の浸透を図ってもらいたいと感じました。そうすれば、周囲の理解も得やすいと思います。

後藤さんのケースでは育休を取ることが数カ月前からわかっていたので、送り出す側にあらかじめ準備ができていたことも大きかったです。普段からコミュニケーションを取っておくことの必要性を感じました。

日々の業務内容をしっかりと共有し、フォローしあえる体制づくりを進める

製造部門で育休を進めるには人材の育成が大きな課題

育休制度は、製造部門でもっと活用されるべき制度だと強く感じています。制度の利用を活性化するためには、人員を不足させないことがポイントです。それさえクリアできれば、育休の取得がしやすくなると思います。

犬山工場で育休を取得した男性社員は私以外にもいますが、まだ数は少なく、当たり前になっているとは言えません。特に役職者はラインの状況を考えると言い出しにくいと思いますが、堂々と活用するべきだと思います。「育休を取りたい」と遠慮なく言える職場環境づくりが必要です。

今後は育休だけではなく、介護休業制度も活用されることになるでしょう。こうした制度を社員がより使いやすいものとしていくためには、一つの部署やラインの問題ではなく、工場全体の問題と捉えることが大切です。特に横断的に仕事ができる人材の育成などを行っていくべきだと考えます。そうしないと制度はあっても、簡単には使えないものになってしまいます。社を挙げて取り組むべき課題ではないでしょうか。

私に続いて、育休を活用する人がどんどん出てきて欲しいと思います。

「長期の育休取得は産後の妻のサポートがじっくりとでき、家庭の生活リズムが整ってから職場復帰ができたのでよかったと思います」(後藤さん)

児島 和利

犬山工場 製造一課課長
(※取材当時。現在は犬山工場 製造二課課長)
1986年入社。大阪昭和工場に配属されて以来、一貫して製造畑を歩む。神戸工場を経て2020年から現職。

後藤 文哉

犬山工場 製造一課係長
2008年に入社し、犬山工場に15年勤務。2020年に係長となり、「超熟」食パンをはじめ、製造ラインの管理業務を行う。