多様性を受け入れ、柔軟な働き方を推進。
一人ひとりが活躍できる、働きやすく働きがいのある職場づくりを進めています。
Pascoでは社員一人ひとりの活躍と成長を後押しするための教育研修や留学派遣を実施しています。また、働き方改革や職場環境の整備を推進し、多様な社員が働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。
人材育成の推進

留学制度により自己啓発を支援
Pascoは社員の成長意欲に応えるため、毎年ひろく留学希望者を募り、社内外、国内外の教育機関へ社員を派遣しています。
留学・研修生公募コース ⼀覧
- パスコアカデミー・パン製造基礎科、パン製造科
- 日本パン技術研究所「製パン技術教育コース」
- ベーカリー店舗研修
- あいち男女共同参画財団「女性管理職養成セミナー」
- 経営コンサルタント養成講座
- 豊田工業大学大学院
- 国内大学院
- 国内大学・専門学校
- ワークライフバランスコンサルタント養成講座
- ICE(Institute of Culinary Education)留学

社内教育機関「パスコアカデミー」。社員が製パンの基礎知識や技能を修得します。
若手社員の計画的な育成
配属職場における教育担当者(OJTリーダー)の任命および関連研修の実施、OJT計画書の活用により、新入社員の組織的な育成に取り組んでいます。
多様性を受け入れ、個々の経験や能力を活かす職場づくり

社員一人ひとりの充実した「仕事」と「生活」の両立を支援
Pascoでは育児・介護中の社員、シニア社員、外国人など、さまざまな人たちが一緒に仕事をしています。一人ひとりにとって働きやすい職場を実現するため、制度・職場環境の整備や社員の意識改革、働き方改革に継続して取り組んでいます。
育児・介護と仕事の両立を支援するための制度など
- 刈谷工場に企業主導型保育施設を設置
- 介護サポートサービスの導入
- 法定を上回る制度の整備
<法定を上回るPascoの制度一覧>
法定 | Pascoの制度 | |
---|---|---|
つわり休暇 | 医師の指導があれば取得可 | 本人の申し出により取得可 |
育児のための短時間勤務 |
|
|
積立有給休暇 | 定めなし | 育児・介護・通院などを目的とした休暇を1時間単位で取得可能 |
介護休業 | 被介護者一人につき通算93日まで3回を上限として分割取得可 | 被介護者一人につき通算365日まで3回を上限として分割取得可 |
子の看護休暇 介護休暇 |
1年に5回まで無給扱いで取得可 | 1年に5回まで有給扱いで取得可 |

刈谷工場敷地内の企業主導型保育施設「Pascoかりや保育園」

2009年にくるみんマークを取得

2020年にえるぼしマークを取得
⼈事・労務に関するデータ
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |||||
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社員数 (パートナー社員含む) |
男性 | 3,560人 | 3,530人 | 3,367人 | |||
女性 | 1,720人 | 1,680人 | 1,538人 | ||||
育児関連 | 休業・休暇 | 子どもが産まれた社員数 | 男性 | 61人 | 40人 | 46人 | |
女性 | 35人 | 35人 | 37人 | ||||
育児休業 | 取得者数 | 男性 | 16人 | 14人 | 20人 | ||
女性 | 35人 | 35人 | 37人 | ||||
取得率 | 男性 | 26.2% | 35.0% | 43.5% | |||
女性 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | ||||
平均取得日数 | 男性 | 24.9日 | 47.7日 | 32.1日 | |||
短時間勤務利用者数 | 利用者数 | 男性 | 1人 | 0人 | 0人 | ||
女性 | 171人 | 178人 | 193人 | ||||
介護関連 | 休業 | 介護休業 | 取得者数 | 男性 | 1人 | 2人 | 2人 |
女性 | 1人 | 3人 | 2人 | ||||
短時間勤務利用者数 | 利用者数 | 男性 | 1人 | 3人 | 2人 | ||
女性 | 0人 | 1人 | 3人 |
※社員数は各年8月時点、その他は各年9月~翌年8月までの値を示しています。
※厚生労働省の指針に合わせ、算出方法を変更したため、過去の実績数値についても変更・更新しています。
リモートワークの導入
柔軟な働き方によるワークライフバランスの向上を目的に、2018年よりリモートワークを導入しています。育児や介護、通院などで通勤が困難な社員に限らず、さまざまな社員が利用できるよう環境整備を整えていきます。
LGBTQへの取り組み
多様性を受け入れ、活かす職場づくりの一環として、LGBTQへの取り組みを行っています。各工場では管理職対象の研修を実施し、LGBTQに関する理解を深めています。また、一部規定において配偶者の定義を変更。婚姻の届出がない異性・同性のパートナーについても、所定の手続きを行えば慶事や弔事による休暇が配偶者と同様に付与されます。ダイバーシティ・インクルージョンの実現に向けて、規定面での整備を継続して行っていきます。
ワーキング育児休業の導入など出産・育児をサポートする制度の拡充

働きながらフレキシブルに育児休業を取得する「ワーキング育児休業」制度を、新しく導入しました。育休取得中、すべて休むのではなく、必要に応じて働ける制度であり、男性の育休取得に対するハードルを下げ、出生直後の育児・家事の時間を増やすことを目的としています。さらにこれまでの「配偶者出産のための休暇」制度を「配偶者出産準備のための休暇」制度に変更。出産予定日の6カ月前から休暇の取得が可能になりました。Pascoはこれからも社員一人ひとりがそのライフステージにおいて安心して働けるよう、各種制度の拡充に取り組んでいきます。
出産・育児に関するPascoの制度(2023年に拡充したもの)
拡充した制度 | 改定年 | 内容 |
---|---|---|
育児休業 | 2023年 | 「ワーキング育児休業」を開始 ※配偶者は育休中の就労が可能に。 |
配偶者出産準備のための休暇 ※「配偶者出産のための休暇」制度から変更。 | (改定前) | 配偶者出産時に休暇を3日付与 |
2023年 | 配偶者出産予定日の6カ月前から出産予定日までの間に3日間取得可能 |
ワーキング育児休業の取得例

※「出」は出勤を表す。
社員が働き方を選択するための情報提供

社員が個々の状況に合わせたキャリアプランを選択できるよう、さまざまな情報提供を行っています。出産する社員へ必須として行う面談時に、短時間勤務制度や子の看護のための休暇を活用した柔軟な働き方の例を周知したり、短時間勤務制度を選択した場合の賃金シミュレーションを開示するなど、これからも社員が自分の働き方を選択できるような情報の提供を積極的に行っていきます。
女性社員の交流会を開催

女性社員からの「仕事と育児などの両立に関する相談がしたい」「周りに同性の先輩がいない」などの声をきっかけに、女性社員の交流会「先輩社員に学ぶ!Woman’s キャリアワークショップ」を会社と労働組合で共催しました。2024年5月に名古屋市で第1回交流会を開催し、13名が参加。7月に第2回を各工場にて対面およびオンラインで開催し、38名が参加しました。参加者は先輩社員たちから女性役職者としての悩み、仕事と家庭の両立、他部門の仕事内容や環境などに関する体験談を聞き、質問や意見交換を行いました。これからも働きがいのある職場づくりの一環として、社員同士の交流機会や相談できる場の創出を行っていきます。