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トップコミットメント持続可能な社会をめざして私たちが今、なすべきこと(後編)

これからの100年に向けて

委員会活動から⽣まれた新たなパートナーシップ

SDGs教育・ジェンダー平等委員会は、委員⻑とリーダー以外のメンバーに、管理職は1⼈も参加していません。営業や⽣産、総務など各部⾨から、30代前後の若⼿のチーフクラスの⼈たちに参加してもらっています。会議の際、メンバーは実務から離れた議論や、通常の仕事とは違う頭の使い⽅をすることもあります。最初は⼾惑うことも多かったようですが、継続していくうちに活発な議論が⾏われるようになり、⾮常に頼もしいと感じながら、毎回の委員会を進めています。みなさんの委員会でも新たな成果があると思いますが、どうですか。

食に対するニーズはますます多様化・細分化しており、それに合った商品を供給していくのが食品メーカーの課題です。そのためにPascoにはない技術を有するベンチャー企業についての情報を収集しながら、Pascoの事業活動に取り込めるものを試すといった流れで、未来を見据えたいろいろな商品開発を進めています。たとえば、タンパク質が豊富で、餌の量や水使用量、温室効果ガスの排出量も少ないことから環境負荷が少ない食用コオロギのパウダーが入った新商品を通販で販売したところ、ご関心や好評のお声をいただきました。今後はこうした商品を広く紹介しながら、お客さまとともに持続的な食料の安定供給について考えていくことも、われわれの活動の一つです。

山田

Pascoはお客さまに食品を商品として提供している会社ですから、原料を供給していただくパートナー企業に対しても、食品衛生や安全・安心など、Pascoの規格や品質に合致するものを供給してもらうため、たえず対話を重ねています。SDGs飢餓ゼロ・健康委員会の活動成果は、商品という形で現れるので、Pascoの商品が10年後にどのような姿になっているのか、楽しみでもありますし、やりがいにも通じるところです。これは委員会のメンバーも同じように感じていると思います。

未来を見据えた新たな商品開発を進める「Pasco未来食研究開発プロジェクトチーム」外部メンバーとしてFUTURENAUT合同会社より2名参画後列左から2番目 同社 代表執行役員CEO 櫻井 蓮様、同5番目 同社 執行役員CTO 飯島 明弘様 未来を見据えた新たな商品開発を進める「Pasco未来食研究開発プロジェクトチーム」発足時メンバー
後列左から3番目 FUTURENAUT株式会社 代表取締役CEO 櫻井 蓮様、同5番目 同社 取締役CTO 飯島 明宏様

SDGsつくる責任つかう責任委員会の活動は、TPM活動に代表される継続的な改善活動がメインになります。食品廃棄物削減については、調達、製造などサプライチェーンが集まって流通などと連携し、食品廃棄物の50%削減に向けて実践活動に取り組む食品廃棄物削減イニシアティブにPascoも参加しています。今後は業種を超えて情報を共有し、Pascoだけではなしえない活動を展開していくこともあると思います。社外の方の力を借りたり、生活者の立場になって考えたりと、社員みんながよく考え、改善する力をどんどん身につけられるよう取り組んでいきます。技術は今後さらに進歩していくと思うので、次世代を担う方々には、これまでの延長線上の改善だけでなく、夢を持って改善していくことを強く意識してもらいたいですね。

村山

SDGs技術革新委員会では、「視野を広く持ち、好奇心を持つことが今こそ重要です」とメンバーに言っています。「バックキャスティングの発想で、失敗を恐れずに果敢に挑戦するアジャイル(機敏な)開発で取り組んでいきましょう」とも。既存の組織を根本的に見直し、壊していくくらいの発想で、技術の革新に挑戦しています。
たとえば、当委員会の分科会の一つ「排気ガス半減分科会」の取り組みの一環として、名古屋大学発のスタートアップ企業「株式会社オプティマインド」が開発した、配送ルート最適化システム「Loogia(ルージア)」の導入があります。

Pascoの工場に並ぶトラック Pascoの工場に並ぶトラック

2020年1月から最適化実証実験に着手していますが、実用化できれば輸送時の走行距離を短縮することが可能になるので、労働時間の削減や生産性の向上、CO2排出削減といった効果も期待できます。また、委員会メンバーの意識が変わりつつあることも感じています。さらに100年、Pascoが発展していくために、SDGs委員会は非常に良い活動であり、社員のみなさんのためにもなると確信しています。

SDGs委員会の活動は、スタートしたばかりではありますが、委員会同⼠あるいはメンバー間でお互いの想いを共有し、理解しあうことで、より⼤きなことができるようになる良い機会ではないでしょうか。将来に向けた投資としての活動という観点からも、継続して活動に取り組んでいきたいと考えています。

Pascoが今、なすべきこと

これから迎えるアフターコロナの時代には、明治維新や第2次世界大戦後に匹敵するような、劇的な変化が起きると言われています。その中でPascoが取り残されないためには、2030年のあるべき姿を思い描き、まさにバックキャスティングで、今なすべきことは何かを考えることが必要です。そのときに大事なのは、やはりスピード感。また、視野を広げるには社内の知見だけでは物事を判断できないので、社外にも目を向け好奇心や探究心を持って課題に向き合うことも大事です。

盛田社長

お客さまからの期待に応えられるよう、Pascoはさまざまな選択肢を提供していきたい。国産小麦などを使用した商品開発にも取り組んでいますが、課題解決を見据え、幅広い視点で議論していくことは、選択肢を提供するための活動の例です。元来Pascoが力を入れてきた改善活動は、既存の技術やノウハウを磨き上げていく「知の深化」でしたが、これからはPascoにないさまざまな知見を世の中に探し求めていく「知の探索」を強化していくことが不可欠です。そして見つけた知見をイノベーションにつなげ、さまざまな課題を解決していく姿勢が重要だと考えています。
社会の変化に関心を持ち、課題解決に向けて挑戦していく姿勢は、創業の理念に由来するPascoの伝統であり、社会に貢献する使命を果たすために欠かせないものです。各委員長の言葉にあったように、SDGs委員会の活動はまだ始まったばかりです。みなさんにはリーダーシップを発揮して、委員会メンバーの議論や活動を推進していただくよう期待しています。
今は社会が大きく変化する時代にあり、一人ひとりが将来のために何をなすべきかを考え、行動することが重要です。PascoはSDGs委員会の活動から社内や社外との対話をさらに活発化し、全社に理解・浸透させながら、直面するさまざまな社会課題に対して積極的に取り組んでいきます。