
業務用食パンは冷凍仕入れがおすすめ!飲食店やホテルでのメリットとおいしい解凍方法
カフェやレストラン、ホテル、福祉施設などの現場で、モーニングやランチのメニューに欠かせない「食パン」。しかし、食パンは常温での日持ちが短く、日々の需要変動に合わせて適切な量を仕込むのが難しい食材でもあります。そのため、過剰在庫による食品ロスや、人手不足による仕込みの負担といった課題を抱えている店舗も少なくありません。
そこで近年、多くの施設で注目されているのが、業務用「冷凍食パン」の導入です。
この記事では、冷凍食パンを導入するメリットや選び方のポイント、おいしい解凍方法について解説するとともに、業務効率化に役立つおすすめの業務用冷凍パンをご紹介します。
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飲食店やホテルで「冷凍食パン」の導入が進む3つの理由
冷凍食パンが業務用の現場で注目されているのには、飲食店や宿泊施設が抱える深刻な経営課題の解決につながる、3つの大きな理由があります。
①必要な分だけ解凍でき「食品ロス」を削減できる
食パンは常温では日持ちが短い食品ですが、冷凍であれば長期保存が可能です。一般的には、冷凍庫で2週間~1ヶ月程度の保存が目安とされています。メーカーによっては、スライスされた食パンは製造後180日、スライスされていないものは365日と長期間の賞味期限になっている商品もあります。各メーカーが設定する賞味期限に従って管理することで、品質を保ったまま運用できます。
このように長期保存ができるため、冷凍食パンであれば必要なときに必要な分だけ解凍して提供することが可能です。天候や曜日によって来客数が変動する飲食店においても、過剰な仕入れや作りすぎを防ぎ、食品ロス(廃棄ロス)を削減できます。
近年は『食品ロスの削減の推進に関する法律(略称:食品ロス削減推進法)』などが施行され、事業者には食品廃棄物を減らす努力が求められています。冷凍食パンの活用は、こうした社会的要請に応えつつ、無駄な仕入れコストの削減にもつながる点で、経営面においてもメリットがあります。
②調理工程を短縮し「人手不足」を解消できる
パンを生地から仕込んで焼き上げるには、専門的な技術を持つ職人や、早朝からの長い作業時間が必要です。しかし、飲食業界では慢性的な人手不足が続いており、パン専任のスタッフを確保するのは容易ではありません。
すでに焼き上げられた「焼成後冷凍パン」の食パンであれば、室温での解凍やオーブンでのリベイク(温め直し)をするだけで、すぐにお客さまへ提供できます。熟練の職人がいなくても、簡単なマニュアルが一つあれば、アルバイトやパートスタッフでも同じクオリティで対応可能です。
仕込み時間を短縮できるため、人手不足の解消や店舗全体の業務効率化に直結します。
なお、パン屋の人手不足の原因と解決策については、こちらの記事をご確認ください。
③いつでも「安定した品質」のパンを提供できる
業務用の食パンは、工場で適切な条件のもと製造され、急速冷凍されます。店舗で手作りする際に起こりがちな品質のブレが少ないのが特徴です。焼き上げ直後の水分をしっかりと閉じ込めたまま凍結させるため、解凍後も焼きたてのような豊かな風味や、ふんわりとした食感を再現しやすくなっています。
担当スタッフの技術や経験値に依存することなく、いつでも安定したおいしさを保つことができるため、お客さまの満足度向上やリピーターの獲得につながります。
業務用「冷凍食パン」の選び方のポイント
冷凍食パンにはさまざまな種類があります。自店舗の業態やオペレーションに合った冷凍食パンを選ぶためのポイントを解説します。
用途に合った「スライス幅」や「サイズ」があるか
業務用の冷凍食パンを選ぶ際は、提供するメニューに合わせてあらかじめ適切な厚さにカットされているかを確認することが重要です。
モーニングの厚切りトースト用には厚めのスライス、ランチのサンドイッチ用には薄めのスライスなど、用途に応じたスライス幅の商品を選ぶことで、店舗で食パンをカットする手間を省くことができます。
また、カット済みであればパンくずが出にくく、スタッフが直接パンに触れる機会も減るため、衛生面でのリスクも軽減できます。
自店舗の設備で「解凍・調理」しやすいか
冷凍食パンを導入する際は、室温での自然解凍のみで提供できる商品か、提供前にオーブンやトースターでのリベイクが必要な商品かを確認します。電子レンジやオーブントースター、コンベクションオーブンなど、店舗にすでに導入されている既存の設備で、無理なくスピーディーに調理できるかどうかがポイントです。
新たな設備投資をせずに、スムーズなオペレーションが組める商品を選ぶことをおすすめします。
「小ロット」で仕入れ・保管ができるか
店舗の冷凍庫のスペースは限られていることが多いため、省スペースで保管できるコンパクトなパッケージか、あるいは在庫を抱えすぎないよう小ロットで発注できるかが重要なポイントになります。
1ケース当たりの入数や、注文から納品までのリードタイム(日数)を確認し、無理なく運用できる仕入れ先を選ぶ必要があります。また、リードタイムだけでなく、「毎日届くのか、週に数回なのか」といった配送サイクルの確認も、適切な在庫管理において欠かせない要素です。
なお、仕入れ先の種類、選び方のポイントについては、こちらの記事をご確認ください。
焼成後冷凍パンと冷凍パン生地の違いを理解する
比較項目 | 焼成後冷凍パン | 冷凍パン生地 |
オペレーション効率 | 解凍・リベイクのみで提供可能。作業負担が非常に少ない | 成形・発酵・焼成が必要で工程が多い |
手作り感の演出 | やや弱いが、安定した品質を提供できる | 焼きたて提供が可能でライブ感・付加価値を出しやすい |
初期投資 | 既存設備で対応できるケースが多い | オーブン・発酵器など設備投資が必要 |
技術レベル | マニュアル化しやすく未経験者でも対応可能 | パン製造の知識・技術が必要 |
オペレーションの効率化を重視する場合は「焼成後冷凍パン」、店舗での手作り感や付加価値を重視する場合は「冷凍パン生地」といったように、自店舗のコンセプトや人員体制に応じて選択することが重要です。
冷凍食パンのおいしい解凍方法・焼き方のコツ
冷凍食パンのポテンシャルを最大限に引き出し、おいしくお客さまに提供するための解凍・調理のコツをご紹介します。
基本は「自然解凍」か「そのままトースト」
そのまま食べるサンドイッチなどの場合は、室温でゆっくりと「自然解凍」するのが基本です。急激な温度変化を与えないことで、パンの水分を保持したまま、本来のやわらかな食感に戻すことができます。
一方、トーストして提供する場合は、解凍せずに凍ったまま、あらかじめ高温に予熱したトースターで短時間で焼き上げるのがおすすめです。これにより、表面の水分が一気に蒸発して外はカリッと、中は水分の残ったもっちりとした食感に仕上がります。
乾燥を防ぐための工夫
冷凍食パンは、商品やメーカーによって推奨される解凍方法(冷蔵庫解凍や自然解凍など)が異なります。解凍する際は、パンの乾燥を防ぐために包装された袋のまま、あるいはラップで密閉した状態で解凍することが大切です。空気に触れるとパサつきの原因になります。
なお、電子レンジでの解凍は加熱ムラが発生しやすく、水分が飛びすぎてパサついたり、冷めると硬くなったりしやすいため、極力避けるように注意してください。
焼成後冷凍パンのリベイク手順については、こちらの記事をご確認ください。
プロ向け|焼き上げた食パンの品質を保つ冷凍・解凍テクニック
自店舗で焼き上げた食パンを冷凍する場合は、以下の手順を意識することで品質劣化を抑えられます。
粗熱をしっかり取る
1食分ずつカットする
ラップまたはアルミホイルで密封する
冷凍用保存袋に入れて保管する
パンは時間の経過とともに「デンプンの老化」によって硬くなりますが、急速冷凍することでこの進行を抑えることができます。また、空気に触れないよう密閉することで乾燥や冷凍焼けを防ぎ、解凍後の食感や風味を維持しやすくなります。
ただし、こうした工程や管理の手間を考慮すると、安定した品質とオペレーション効率を重視する場合は、業務用冷凍パンを活用する選択肢も有効です。
おいしさと効率化を両立するPascoの業務用冷凍パン
敷島製パン(Pasco)では、長年のパンづくりのノウハウを活かし、ベーカリーやカフェ、レストラン、福祉施設などに向けて、利便性の高い業務用冷凍パンを販売しています。
特に食パンにおいては、ベーカリー業態以外の店舗では、ほとんどが解凍やリベイクだけで提供できる「焼成後冷凍パン」を使用されています。また、近年ではベーカリー業態であっても、食パンの焼成には時間がかかることから、生産性を高めるために焼成後冷凍パンを使用されるケースが増えています。
用途に合わせて選べる豊富な食パン・食事パン
Pascoの業務用通販サイトでは、店舗のメニューやこだわりに合わせて選べる、多様な食パン・食事パンをラインアップしています。こだわりの原材料を使用しており、厚切りトーストからサンドイッチまで、付加価値の高いメニュー開発に貢献します。
用途に合わせて、解凍・リベイクだけで提供できる「焼成後冷凍パン」と、店内で整形・発酵・焼成を行う「冷凍パン生地」の2つのタイプからお選びいただけます。
ここではPascoで人気の業務用食パン・食事パンをご紹介します。
解凍・リベイクのみで時短調理できる焼成後冷凍パン
オペレーションの効率化を最優先する店舗におすすめのラインアップです。
Bパノラマ食パン4枚

厚切りならではの贅沢な食べ応えが楽しめる4枚スライスタイプです。解凍・リベイクするだけの焼成後冷凍パンで、喫茶店の厚切りトーストやフレンチトーストに最適です。ごはんのように毎日食べても飽きない味わいになっています。
また、好きな厚さにカットできる『Bパノラマ食パンWS』や、5枚・6枚スライスもご用意しております。
B全粒粉入り食パン8枚b

自然解凍やリベイクするだけで提供できる焼成後冷凍パンの食パンです。胚芽やふすまなどを含む、小麦とライ麦の粒をまるごと挽いた全粒粉を使用しています。香ばしい全粒粉の風味を活かしつつ、具材を引き立てる適度な厚みの8枚スライスで、健康感のあるサンドイッチメニューに最適です。カフェのモーニングやランチなど、幅広い用途で人気を集めています。
焼きたての香りと付加価値を演出できる冷凍パン生地
店内で整形し、オーブンで焼き上げることで、本格的な「焼きたてパン」を提供できるラインアップです。
小麦の匠a

淡い甘さと淡麗な味わいが特徴です。しっとり・もっちりとした食感は時間がたっても持続しやすく、食パンだけでなく、ハンバーガーのバンズや惣菜パン用の台生地にもおすすめです。
ホテルブレッド生地a

ホテル食パンとして人気の商品です。発酵バターを練り込んだ、芳醇な香りとコクのあるリッチな食パン生地です。自店舗で焼き上げることで、ホテルの朝食のようなワンランク上のひとときを演出します。
燈(あかり)

人気の「生食パン」メニューにおすすめです。生地に北海道産バター入りのマーガリン、北海道産生クリーム、クリームチーズ、はちみつを入れました。ほんのり甘く、しっとりとした食感の食パンです。
ライ麦入り食パンN

程よい粒感が味わえるライ麦をパン生地に練り込んだ、バラエティブレッド生地です。
解凍するだけで提供できる「焼成後冷凍パン」の利便性
Pascoの「焼成後冷凍パン」は、自然解凍やオーブンでのリベイクのみで、手軽に本格的なパンを提供できる便利なシリーズです。
パンづくりの専門設備や知識がなくても、誰でも簡単に焼きたてのおいしさを再現できるため、カフェや福祉施設、移動販売など、幅広い業態のオペレーション負担を軽減します。
小口販売対応の業務用通販サイトから、必要な分だけを仕入れられるため、限られたスペースでの在庫管理も容易です。
ダウンロードせずに閲覧できる焼成後冷凍パンのパンフレット
まとめ
この記事では、業務用冷凍食パンのメリットや選び方について、次のように解説しました。
飲食店やホテルで「冷凍食パン」の導入が進む3つの理由
業務用「冷凍食パン」の選び方のポイント
冷凍食パンのおいしい解凍方法・焼き方のコツ
プロ向け|焼き上げた食パンの品質を保つ冷凍・解凍テクニック
おいしさと効率化を両立するPascoの業務用冷凍パン
業務用冷凍食パンの導入は、食品ロスの削減や人手不足の解消、安定した品質での提供など、飲食店や宿泊施設が抱えるさまざまな課題を解決するための有効な手段です。
自店舗の設備やメニューに合った商品を選び、正しい解凍方法を実践することで、お客さまにいつでもおいしいパンを提供できます。
Pascoの業務用通販サイトでは、冷凍パン生地と焼成後冷凍パンの販売を中心に、豊富な品揃えと信頼性で、パンに関するビジネスを支援しています。Pascoの豊富な業務用冷凍パンを活用し、店舗運営の効率化とメニューの魅力アップをぜひ実現してください。
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