【自宅でテイクアウト専門店を開業】4ステップで開業までの流れを解説!
目次[非表示]
- 1.自宅で開業できるテイクアウト専門店とは?
- 1.1.自宅で開業できるテイクアウト専門店が人気のわけ
- 1.2.テイクアウト専門店を開業するメリット
- 1.2.1.スモールスタートが可能
- 1.2.2.注文数の上限がない
- 1.2.3.軽減税率が適用される
- 2.自宅でテイクアウト専門店を開業するための4ステップ
- 2.1.ステップ①どんなお店にするかを決める
- 2.2.ステップ②資格を取り、許可を申請する
- 2.3.ステップ③店舗スペースを改修する
- 2.4.ステップ④メニューを決めて、仕入れ先を確保する
- 3.特別なスキル不要で、テイクアウト専門店に最適なメニューをつくるには?
- 4.まとめ
中食産業の人気を反映し、自宅や所有している空き家を利用して、ベーカリーショップやお菓子などを販売するテイクアウト専門店が注目されています。
この記事では、自宅でテイクアウト専門店を開業するときの全体的な流れとともに、成功に直結する仕入れのコツについてご紹介します。
自宅で開業できるテイクアウト専門店とは?
まずは、テイクアウト専門店の基本的な仕組みとメリットを解説します。
自宅で開業できるテイクアウト専門店が人気のわけ
テイクアウト専門店とは「調理された飲食物を持ち帰りのみで販売するスタイル」のお店です。
テイクアウトは「中食産業」という分類です。飲食店内の食事を「外食」、家で料理をする食事を「内食」に呼応したフレーズで、調理済みの食べ物や飲み物を店から持ち帰って食べることを意味します。
中食産業は、コロナをきっかけに、年々、その市場は広がりをみせています。日本惣菜協会の「2024年版惣菜白書」によると、2023年の惣菜市場は、過去最大を記録。独身世帯や共働き世帯を中心にテイクアウト専門店が人気です。
そして、そうしたニーズに応えるかのように、飲食店のなかでも、自宅や所有している空き家を使ったテイクアウト専門店を開業しようという動きも活発です。
テイクアウト専門店を開業するメリット
ここからは、テイクアウト専門店を開業するメリットをご紹介します。
自宅を活用した開業のメリットとは、次のようなものです。
スモールスタートが可能
通常の飲食店と比べると、少ない開業資金で始めることができます。客席スペースや接客スタッフが不要ですので、物件取得費用や人件費を抑えることが可能です。
自宅や所有している空き家であれば、物件取得費用や毎月の家賃のランニングコストがかかりません。
注文数の上限がない
テイクアウト専門店では、お客さまの収容人数に制限がありません。オンライン注文の仕組みを取り入れれば、注文数の上限なく対応が可能となります。
軽減税率が適用される
テイクアウトの飲食は、軽減税率対象品目です。店内での飲食に比べて消費税率が低く設定されているため、お客さまのお財布にもやさしい価格設定で提供できます。
自宅でテイクアウト専門店を開業するための4ステップ
ここからは、自宅でテイクアウトビジネスを始める流れについて、4つのステップで解説します。
ステップ①どんなお店にするかを決める
まず最初に「どのような商品を提供するのか?」「どのようなお客さまに購入して欲しいのか?」といったお店のコンセプトを決めます。
次にとりかかるのが、事業計画です。コンセプトと前後して、売上目標や予算、収支計画、必要な初期費用や運転資金の見積を出しながら、事業計画書として書類に落とし込みます。
テイクアウト専門店では、飲食の原材料費以外にも容器代、包装代、保冷剤代などが経費としてかかります。そうした細かい経費もランニングコストとなるため、この時点で可能な限り把握しておくのがおすすめです。もし自己資金が足りない場合は、融資や助成金などの資金調達も検討します。
ステップ②資格を取り、許可を申請する
テイクアウト専門店を開業するには、一般的に次のような資格と許可が必要です。
必要な資格
- 食品衛生責任者の資格
食品衛生責任者の資格を取得するには、保健所での講習受講や申請手続きが必要です。詳しくは、各自治体の案内を参照してください。
必要な許可
食品衛生責任者の資格を取得した後は、最寄りの市区町村に次のような許可を申請します。
- 飲食店営業許可証
- 菓子製造業許可(パンを製造・販売する場合)
また自宅でテイクアウト専門店を開業するには、建物の改修が必要になる場合がほとんどです。改修についても、事前に市区町村に相談します。
さらに、開業する建物やエリアが建築基準法や都市計画法に関連する場合は、食品関係の営業ができなかったり、建築物の改修に制限がかかったりするケースもあります。事前に自宅の用途地域や、建築の制限の内容を確認することが必要です。
ステップ③店舗スペースを改修する
前提として、自宅で調理したものを販売することはできません。自宅で開業する場合は、住居スペースと店舗を明確に区別する必要があります。
そのほかにも、店舗用に自宅を改修するには、さまざまな決まりごとがあります。
▼決まりごとの例
- 自宅用キッチンとは別に、営業用キッチンを設置すること
- 動物を飼っている場合、営業用キッチンは壁や扉で区画されていること
- トイレ専用の手洗い器があること
- 床は、水洗いできる素材であること
- 器具の洗浄設備・給湯設備は2槽式のシンクがあり、お湯が出る給湯設備があること など
いずれも、保健所の基準に沿ってすすめていきます。
ステップ④メニューを決めて、仕入れ先を確保する
テイクアウト専門店の店主になることは「食品等事業者になる」ことを意味します。
食品等事業者は、料理が得意、料理が好きという以上に、飲食物に対する安心安全な取扱いについての責任があります。HACCP(ハサップ)という手法に沿った衛生管理が義務化されているからです。また、原材料の仕入れ先を確保し、安定した供給体制を整えることも事業主としての大切な仕事です。
看板メニューには、テイクアウトにふさわしいメニューの開発が必要です。メニューの味はもちろんのこと、次のような機能性も考慮することをおすすめします。
- 冷めても美味しい
- 持ち運びやすい
- こぼれにくい
こうしたテイクアウトの条件を満たして、幅広いメニュー展開ができる食材として、パンが挙げられます。ただ、パンを自前でつくろうとすると、製パン技術という特別なスキルが必要で、専用の設備が必要な食材であるというハードルもあります。
特別なスキル不要で、テイクアウト専門店に最適なメニューをつくるには?
テイクアウト専門店のパンメニューを開発するなら、冷凍パンを活用するという方法があります。
ここからはPascoの冷凍パンを使って、特別な製パン技術や設備不要で、テイクアウト専門店にふさわしいメニューの原材料の活用方法をご紹介します。
特別な製パン技術なしで、安定した品質を提供できる
Pascoの業務用通販サイトでは、「冷凍パン生地」と「焼成後冷凍パン」という2種類の冷凍パンをオンラインで販売しています。
定番の食事パンからスイーツまで多彩な冷凍パン生地がラインナップされ、その数はおよそ150種類。そのほかにも、毎月、季節にあわせた新商品をリリースしています。
また、焼成後冷凍パンであれば、熟練の腕が必要な製パン技術や製パンのための専用設備は不要です。焼成後冷凍パンをベースにすることで、安定的な仕入れが確保できるようになり、品質が保証されたメニューが提供できるようになります。
テイクアウトに最適なメニューが開発できる
「冷めても美味しい」「持ち運びやすい」「こぼれにくい」
こうしたテイクアウトメニューの特性を考えた場合、Pascoの冷凍パンはさまざまなメニューにお役立ていただくことが可能です。
Pascoの冷凍パン生地は、焼き上げる前に冷凍された生地です。冷凍パン生地を使うと、材料を揃えて分量を計ったり、こねる工程を省いてパンづくりができます。一部には、フライヤーで揚げるだけで完成するドーナツのような簡便性のある商品も販売しています。
焼成後冷凍パンは、Pascoの工場で焼き上げたパンを急速冷凍。自然解凍やリベイクだけで、本格的なパンメニューを提供できます。焼成後冷凍食パンやイングリッシュマフィン、スライス済みのバゲットやカンパーニュなど、多種多様のパンを取り揃えているため、自店のコンセプトに合わせた最適なメニュー開発が可能です。
また、食事パンだけでなく、シフォンケーキ、タルトといったスイーツも販売しています。
こうしたPascoの冷凍パンを活用すれば、自店の強みを生かしたオリジナルのメニューを手軽に開発することが可能になります。
まとめ
この記事では、自宅でテイクアウト専門店を開業する際の開業までのステップを以下のように解説しました。
- 自宅で開業できるテイクアウト専門店とは?
- 自宅でテイクアウト専門店を開業するための4つのステップ
- 特別なスキル不要で、テイクアウト専門店に最適なメニューをつくるには?
自宅や所有している空き家を利用したテイクアウト専門店が注目されています。
テイクアウト専門店は、必要な資格取得や申請を行い、ルールに沿って自宅を改修することで、通常の店舗より手軽に開業することが可能となります。もっとも大切なポイントは、原料の仕入れ先とメニュー開発。お店の売上を左右し、成功に直結する部分のため、しっかり検討することが大切です。
テイクアウト専門店などを対象にして開発されたPascoの冷凍パンは、特別なスキル不要で、手軽に最適なメニューをつくることができます。Pascoでは、業務用冷凍パン生地と焼成後冷凍パンの販売を中心に、豊富な品揃えと幅広いサポート体制で、テイクアウト専門店をはじめとしたパンを扱うビジネスを支援しています。
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