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人手不足解消へ|ホテルなどの宿泊業に貢献する、冷凍パンの活用方法とは

深刻な人手不足が続くホテル業界では、その解決策の一つとして、食材仕入れの効率化に取り組んでいるところが少なくありません。

効率化の具体策として注目されているのが、冷凍食品の活用。その中でも冷凍パンの活用が注目されています。冷凍パンは、在庫管理もしやすく品質も安定しており、少人数でのオペレーションを実現します。

この記事では、冷凍パンがどのようにホテル業界の人手不足解消に役立つのか、その導入メリットを解説します。


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目次[非表示]

  1. 1.ホテル業界における人手不足の現状
    1. 1.1.ニーズの増加に反比例して離職率が増加
    2. 1.2.デジタル化できない部門が顧客満足度を下げる
  2. 2.冷凍パンが、ホテルの人手不足解消に役立つ理由
    1. 2.1.属人的ではなく品質の担保ができる
    2. 2.2.オペレーションが簡素化できる
    3. 2.3.満足度を高める多彩なバリエーションがある
  3. 3.Pascoの冷凍パンとは?
    1. 3.1.多彩なシーンに対応する約150種類のバリエーション
      1. 3.1.1.冷凍パン生地
      2. 3.1.2.焼成後冷凍パン
  4. 4.まとめ


ホテル業界における人手不足の現状

多くの業界で人手不足が叫ばれているなか、ホテル業界の人手不足には特徴があります。

まず、ホテル業界の人手不足の背景と理由について解説します。


ニーズの増加に反比例して離職率が増加

ホテルの運営は、24時間365日体制です。加えて、大型連休や年末年始などの一般的な休暇期間がホテルでは繁忙期となります。厚生労働省のデータによると、年間の有給休暇取得日数は全産業平均で10.3日であるのに対して、飲食サービス業含む宿泊業ではわずかに6.6日 でした。この数値からも、ホテルスタッフの過酷な労働実態が浮かび上がります。

一方、外国人観光客のインバウンド需要は拡大。日本政府観光局のデータによると、2024年9月の外国人旅行者は、およそ287万人。8ヶ月連続で過去最高記録を更新しています。

そうしたニーズに合わせて国内でもホテルの新築ラッシュが起こっているにも関わらず、上記のような不規則な労働条件に対して報われない低賃金が加速して、離職率が増加しているのが現状です。

出典:厚生労働省『令和4年就労条件総合調査の概況

出典:日本政府観光局『訪日外客数(2024年9月推計値)プレスリリース


デジタル化できない部門が顧客満足度を下げる

人手不足が続くと一部のスタッフに負担が集中し、長時間労働が増加。シフトがより不規則になりやすく、結果として従業員満足度が下がり、離職率がさらに増加するという悪循環にはまっていきます。

特に、ホテルの調理部門において人手不足が深刻になると、目に見える形でサービスが低下。たとえば、料理の提供時間が遅れたり、補充が間に合わないといった問題が発生すると、顧客満足度は下がります。

言い換えると、調理部門の人手不足はホテル全体の評価にも直結する重要な課題です。フロント業務は、ある程度のデジタル化は可能ですが、調理部門に関しては、どうしても人間の力が必要な場面が残されています。



冷凍パンが、ホテルの人手不足解消に役立つ理由

ホテルの飲食施設では朝食のバイキングからディナーのつけあわせ、宴会、イベントまで、パンの活用シーンが少なくありません。

冷凍パンは、その手軽さと安定した品質から、ホテルの人手不足問題を解消する一つのアイデアとして注目されています。調理の手間が少なく焼きたてのような品質を維持できるため、提供時間を短縮でき、少ないスタッフでもサービスが提供可能です。

ここからは、冷凍食品のなかでも、なぜ冷凍パンがホテル業界の人手不足を解消するアイデアとして注目されているのか、その理由である「属人的ではない」「オペレーションが簡素化できる」「バリエーションがある」ことについて解説します。


属人的ではなく品質の担保ができる

冷凍パンは、すでに成形済みの冷凍パン生地や焼成済みのパンのため、従来のパンづくりに必須の生地づくりや成形、発酵といった工程が不要。熟練の製パン技術がないスタッフでも、簡単なオペレーションで提供することが可能です。

言い換えると、ベーカーやブランジェ(製パンスタッフ)が不在の場合や、スタッフが入れ替わった場合でも、サービスや品質が落ちるリスクを回避できます。


オペレーションが簡素化できる

冷凍パンのなかでも焼き立てを急速冷凍した焼成後冷凍パンは、自然解凍か、リベイクするだけで提供できるため、シンプルなオペレーションを実現します。

従業員は、パンの焼き時間や提供のタイミングに追われることがありません。少ないスタッフでも、業務全体の効率化が期待できます。


満足度を高める多彩なバリエーションがある

冷凍パンは、種類や形状のバリエーションが豊富です。

朝食バイキング、ディナー、ルームサービスなどそれぞれのシーンに合わせた多様なパンを提供することは、顧客の「選ぶ楽しさ」を満たすことにつながり、顧客満足度の向上につながります。



Pascoの冷凍パンとは?

製パンに関して100年以上のノウハウをもつPascoは、パンを扱うビジネスを幅広くサポートするWebサイト『パンたす』で情報発信を行っています。

また、Pascoの業務用通販サイトでは、冷凍パン生地と焼成後冷凍パンを販売。ここからは、Pascoの冷凍パンを例に、ホテルで活用できる冷凍パンの特長をご紹介します。


多彩なシーンに対応する約150種類のバリエーション

Pascoの業務用通販サイトでは、店内で焼き上げる冷凍パン生地と、自然解凍やリベイクだけで焼きたてパンを提供できる焼成後冷凍パンをオンラインで販売しています。

その数、およそ150種類。定番の食事パンからスイーツまで多彩な冷凍パン生地のほかにも、毎月、季節にあわせた新商品をリリースしています。


冷凍パン生地

Pascoの冷凍パン生地とは、仕込みが完了しているパン生地です。デニッシュ生地やフライするだけのドーナツ類、発酵不要のパイなど、従来であれば時間のかかる製パンの工程を時短できます。

また、冷凍パン生地は長期保存が可能であり、在庫管理もしやすいため、フードロスの削減にも役立てることができます。


焼成後冷凍パン

Pascoの焼成後冷凍パンは、焼成後に急速冷凍。自然解凍またはオーブンでリベイクすることで、本格的な味を提供できます。

取り扱っているパンの種類は、スライスしたバケットやカンパーニュから洋菓子まで多彩。オリジナルメニューづくりに活用できます。



まとめ

この記事では、ホテルの人手不足解消に役立つ、冷凍パンの活用方法について、次のように解説しました。


  • ホテル業界における人手不足の現状
  • 冷凍パンが、ホテルの人手不足解消に役立つ理由
  • Pascoの冷凍パンについて


ホテルの人手不足を解消するアイデアに、冷凍パンの活用が挙げられます。冷凍パンは品質を保ちながら属人的ではない運営を可能にするからです。

ホテル業界の人手不足には、厳しい労働条件や不規則なシフトが関係しています。特に調理部門の人手不足は顧客満足度に直結するため、サービス低下を招くことも少なくありません。

冷凍パンは簡単なオペレーションで安定した品質のパンを提供できるだけでなく、人材育成の負担を軽減。Pascoの冷凍パンは、150種類以上の豊富なバリエーションで、多様なホテルシーンでのパン活用に応えます。


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