業務用パンの卸問屋ガイド|選ぶポイントと具体的な手順は?
目次[非表示]
- 1.業務用パンの種類
- 2.業務用パンの卸問屋を選ぶポイント
- 2.1.品質と価格のバランス
- 2.2.品揃え
- 2.3.信頼性
- 2.4.サンプルの有無
- 2.5.サポート体制
- 3.業務用パンの卸問屋を選ぶ手順
- 3.1.手順①自店のコンセプトに合った品揃えの卸問屋を探す
- 3.2.手順②サンプルを取り寄せる
- 3.3.手順③サポート体制をチェックする
- 4.業務用パンの仕入れなら、Pascoの業務用通販サイト
- 4.1.豊富な品揃え
- 4.2.信頼性がある
- 4.3.サポート体制が整っている
- 5.まとめ
業務用パンを仕入れるときは、どのような基準で卸問屋を選んでいますか?
ベーカリー経営からカフェ経営まで、店舗の成功の鍵を握るといわれるのが、パンの仕入れです。
この記事では、自店に最適な卸問屋を選ぶ具体的な手順やポイントをご紹介します。
業務用パンの種類
業務用パンには、どのような種類があるでしょうか。
業務用として代表的な冷凍パン生地、焼成後冷凍パンの特色をご紹介します。
冷凍パン生地
冷凍パン生地とは、文字どおり、焼き上げる前に冷凍された生地のことです。
生地を解凍後、発酵させてからオーブンで焼成することで完成します(一部発酵不要な生地もあります)
冷凍パン生地には、成形前と成形後の2種類があります。
- 成形前:仕込み済みの生地。店内で成形してから、発酵後に焼成します。
- 成形後:パンの形に成形された生地。成形不要で、発酵後に焼成するだけで商品が出来上がります。
また、冷凍パン生地には、次のような特色があります。
▼冷凍パン生地の特徴
- 店頭で焼き上げることで「焼きたて」を演出できる
- 製パンの時間を短縮できる
冷凍パン生地は、主に自家製パンを販売するベーカリーショップで、より品揃えに厚みを持たせたいといった場面で活用されています。
焼成後冷凍パン
焼成後冷凍パンとは、すでに焼き上げられた状態で冷凍されているパンです。
焼きたてパンを急速冷凍することで劣化や乾燥を防いでいます。自然解凍、またはオーブンでリベイクするだけで、本格的な焼きたてパンが提供可能です。
焼成後冷凍パンには、次のような特色があります。
▼焼成後冷凍パンの特徴
- 製パン技術や設備がなくても、本格志向のパンを提供できる
- 作業時間が短縮できる
焼成後冷凍パンは、主にカフェ・レストランで、食事メニューや、デザートメニュー、そしてテイクアウトメニューなど、さまざまな用途で活用されています。
業務用パンの卸問屋を選ぶポイント
業務用パンの卸問屋を選ぶときのポイントは「品質と価格のバランス」「品揃え」「信頼性」「サンプルの有無」「サポート体制」の5つです。
品質と価格のバランス
仕入れ値は、利益に直結するため、自店の価格設定に見合った製品を仕入れる必要があります。ただし、価格だけではなく、求めている品質であるかどうかも確認しなければなりません。
具体的には、「競争力のある価格設定をできるか?」「予算に合っているか?」「品質に見合った価格か?」といった点がチェックポイントとなります。
品揃え
品揃えは、集客に影響します。品揃えの少ない店舗だと、お客さまに選ぶ楽しさを提供できず、リピートにつながりにくいからです。
そのため、仕入れをしたい種類の製品を豊富に取り扱っているかどうかの確認をします。
信頼性
卸問屋の企業としての歴史や実績は、品質やサービスに関係します。
特に食品の卸問屋であれば、安全性への取り組みについてはチェックするのをおすすめします。衛生管理や品質管理の指標として名高い、FSSC 22000(※)をはじめとした国際規格の認証を取得しているかどうかも判断基準の一つとなります。
※FSSC 22000:食品安全マネジメントシステムの国際規格
サンプルの有無
実際に提供するパンの味や品質を事前に確認するには、サンプルが不可欠です。
サンプル品が有料か無料かも、チェックポイントとなります。サンプル提供がない、あるいは有償で提供している卸問屋を選んでしまうと、商品開発コストが膨らんでしまうからです。
サポート体制
安定的な取引を目指すのであれば、サポート体制もチェックしておきたいポイントです。
オンラインショップがあるか、開業サポートがあるかなど、自身のビジネスに合わせたサポートの有無を確認します。
業務用パンの卸問屋を選ぶ手順
ここからは、卸問屋の選びかたを3つの手順にわけてご紹介します。
手順①自店のコンセプトに合った品揃えの卸問屋を探す
店舗のコンセプトに沿って提供したいパンの種類をリストアップし、そのリストに合わせて、それぞれの卸問屋がどのような種類を扱っているかを調べます。
例えば、自店が目指す方向性は、次のうち、どれでしょうか?
- 豊富な種類のパンを提供する
- こだわりの食材を使った特別感のあるパンを提供する
- オリジナリティにあふれる独自で開発したパンを提供する
こうした店舗のコンセプトに対応している卸問屋を絞り込んでいきます。
手順②サンプルを取り寄せる
卸問屋を絞り込んだら、サンプルを取り寄せて、味や品質を確かめていきます。
多くの卸問屋がサンプルを提供しているため、いくつか取り寄せてみるのがおすすめです。サンプルでは、次のような点をチェックします。
▼サンプルでチェックすること
- 自店のコンセプトに合った味が再現できるか
- 香りや見栄えなど、売上に直結するパンの魅力は再現できるか
- 求める品質に達しているか
- コストパフォーマンスに優れているか
手順③サポート体制をチェックする
卸問屋は、単なる仕入れ先にとどまりません。ビジネスパートナーとしての関係性も築くことができれば理想的です。
パートナーとしての側面も考える場合、下記のようなサポート体制の有無も基準のひとつです。
- 開業サポート:開業準備、メニュー開発、運営ノウハウの支援
- 技術サポート:調理方法のアドバイス、技術サポート、新商品や業界トレンドの情報提供
- 配送体制:配送エリア、時間、最低ロット数、発送期間の体制
- オンライン受発注システム:インターネット上で注文や確認ができるシステムの整備
業務用パンの仕入れなら、Pascoの業務用通販サイト
Pascoでは、パンを扱うビジネスをサポートしています。また、Pascoの業務用通販サイトでは、冷凍パン生地と焼成後冷凍パンの仕入れが可能です。
ここからは、Pascoの業務用通販サイトの特長をご紹介します。
豊富な品揃え
Pascoでは、国内工場で生産された冷凍パン生地と焼成後冷凍パンを、安定的に供給できる体制を整備。
現在、約150種類の豊富な品揃えを誇り、食事パンからスイーツまでさまざまなパンを提供しています。
信頼性がある
Pascoは、1920年に愛知県で創業し、パンづくりに関して100年以上のノウハウがあります。
また、2015年には、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるFSSC 22000の認証を国内の全工場で取得しています。
サポート体制が整っている
Pascoでは、開業を目指す方に向けた店舗設計や商品メニューなどのサポートや、冷凍パン生地を使用した製パン方法などの製造技術指導を行う「ベーカリーアカデミー」を開催。焼成後冷凍パンを活用したメニューの提案も行っています。
また、コンパクトな店舗でも導入しやすい「コンパクトベイク®システム」の紹介など、設備に関するサポートも実施しています。
まとめ
この記事では、業務用パンの卸問屋を選ぶポイントと具体的な手順について以下の内容で詳しく解説しました。
- 業務用パンの種類
- 業務用パンの卸問屋を選ぶポイント
- Pascoの業務用通販サイトの紹介
ベーカリー経営からカフェ経営まで、店舗の成功の鍵を握るといわれるのが、看板メニューやブランディングに影響を及ぼすといわれるパンの仕入れです。
業務用パンを仕入れるときは、品質と価格のバランス、品揃え、信頼性、サンプルの有無、サポート体制などを調べて、自店にあった卸問屋を選ぶことが大切です。
Pascoは、手厚いサポート体制でパンを扱うビジネスをサポートします。Pascoの業務用通販サイトでは、冷凍パン生地と焼成後冷凍パンの販売を中心に、豊富な品揃えと信頼性で、パンに関するビジネスを支援しています。
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